会社を辞めたら、まずやることを調べますよね。私もそうでした。
「退職後やること」で検索すると、だいたいどのサイトにも書いてあります。「国民健康保険と国民年金の切り替えは退職後14日以内に」と。
なるほど、14日以内ね。了解です——と思って動き始めたのですが、実際にやってみると、手順どおりにはまったく進みませんでした。
理由はシンプルで、手続きに必要な書類が、14日以内には届かないからです。
この記事は、5月末で退職した私が、退職後の手続きを実際にやってみて「あれ、これ思ってたのと違うぞ」となった、その進行の記録です。
同じように会社を辞めて、これから手続きをする人の参考になればと思います。
まず向かったのはハローワーク
退職してまず向かったのは、ハローワークでした。
ここで確認したのは2つです。
ひとつは、失業保険(雇用保険の基本手当)の受給資格があるか。離職理由や加入していた期間などで、もらえるかどうか・条件が変わります。
もうひとつは、職業訓練の対象条件に該当するか。私は退職後に職業訓練を受けるつもりだったので、その資格があるか、訓練を受けると給付がどうなるかを合わせて確認しました。
普通の退職だと「失業保険の手続きだけ」で済むことが多いですが、職業訓練もからむと、窓口で確認することが一段増えます。この2つを同じタイミングで相談できたのは、効率としては良かったです。
市役所で「書類がないと進めません」と言われる
次に向かったのが市役所。国民健康保険と国民年金の切り替えのためです。
ここで最初の壁にぶつかりました。
窓口で言われたのは、
「退職日が証明できる書類(退職証明書、離職票、資格喪失証明書)」が必要ということ。
保険料の軽減手続きをするには、退職した事実と理由がわかる書類が要るんですね。
ところが私、その時点でどちらも持っていませんでした。離職票はまだ届いていないし、退職証明書ももらっていない。
すると窓口の方は、「どちらもない場合は、14日を過ぎてしまっても、書類が揃ってから手続きできますよ」と教えてくれました。
「14日以内」と散々言われていたので焦っていたのですが、実際には書類が揃わないと進められないので、揃ってからでいいと。少しホッとしました。
ただ「14日過ぎても絶対大丈夫」とは言い切れない
ここが正直に書いておきたいところです。
私の場合は窓口で「書類が揃ってからで大丈夫」と言われました。でも、これがどの自治体でも、どの担当者でも同じ対応かというと、断言はできませんし、自治体の運用や状況によって温度感が違うこともあるようです。私のケースがそのまま当てはまるとは限らないので、「絶対に14日過ぎても平気」と受け取らないでほしいなと思います。一応罰則はないのでそこは安心できます。
じゃあどうすればいいか。私が今、同じ状況の人にすすめたい対策があります。
保険として「退職証明書」を先に手配しておくとベター
離職票は、会社からハローワークを経由して発行されるので、手元に届くまで時間がかかります。
一方で退職証明書は、会社に直接お願いすれば、比較的すぐ出してもらえます。
なので、もし「離職票が間に合わなかったらどうしよう」という不安があるなら、退職するときに、あるいは退職後すぐに、会社へ退職証明書をお願いしておくのがおすすめです。これがあれば、離職票を待たずに市役所の手続きを進められる可能性があります。
最終出社日以降にお願いするのは、ひと手間なので、有休消化に入る前に総務担当者へ依頼しておくとスムーズです。
保険として一枚確保しておくと、気持ちにも余裕ができます。私はこれを後から知ったので、「最初から頼んでおけばよかったな」と思っています。
退職証明書と離職票は別物です
ちなみに、退職証明書と離職票はまったくの別物なので、混乱しないよう整理しておきます。
退職証明書は、会社が出してくれる「あなたは確かに退職しました」という証明書です。会社に頼んで発行してもらいます。頼みさえすれば発行されます(会社側義務)。
離職票は、ハローワークで失業保険を受け取るために必要な、公的な書類です。会社がハローワークに手続きをして、そこから発行されます。
国民健康保険や年金の軽減手続きには、このどちらかがあれば使えることが多いです。ただし、失業保険をもらうには離職票が必要になります。用途が少し違うので、両方の存在を頭に入れておくと安心です。
そして肝心の離職票が、まだ届かない
で、その離職票なんですが。
一般的には「退職後2〜3週間で届く」と言われています。私もそのつもりで待っていました。
今、退職からすでに2週間以上が経っています。
まだ届いていません(笑)。
これが現実です。「2〜3週間で届く」というのはあくまで目安で、実際にはそれより遅れることも普通にあるようです。会社の事務処理のタイミングや、ハローワーク側の処理もあるので、こちらでコントロールできない部分なんですよね。
だから「退職後14日以内に手続きを」と言われても、その期限までに肝心の書類が手元にない、という状況が普通に起きます。これは私の段取りが悪かったわけではなく、構造的にそうなっている、というのが実際に体験してみての感想です。
まとめ:退職後の手続きは、手順どおりには進まない
ここまでをまとめると、こうなります。
「退職後やること」を調べると「14日以内に国保・年金」と書いてあるけれど、その手続きに必要な離職票は2〜3週間以上かかることがあり、期限までに揃わないのが普通。市役所では「書類が揃ってからでいい」と言われたものの、それが絶対かは自治体次第なので、不安なら退職証明書を会社に先に頼んでおくと保険になる。
そして私はいま、まさにその離職票を待っている最中です。
退職後の手続きは、ネットに書いてある手順どおりにスッと進むものではありません。書類待ちで止まるのが当たり前。だから、もし今あなたが「14日過ぎちゃいそう、どうしよう」と焦っているなら、大丈夫、みんなだいたい同じところで止まっています。
離職票が届いて手続きが進んだら、続きをまた書きます。
※手続きの取り扱いは自治体や時期によって異なる場合があります。この記事は私個人の体験の記録であり、実際の手続きはお住まいの市区町村やハローワークの案内に従ってください。

